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京タロ速習講座

(壱)いちひめ
(壱)いちひめ
世界は 始まる
金の龍は水流のごとくに高所からこの地上に流れ込む
「わたし」はここで舞い踊るため
金龍よ、わたしは「あなた」を請う
あなたのただ流れ落ちるだけの力をわたしは全霊で受け止める
あなたの勢いがわたしの中の水とひとつになる
たちまちにして舞台が浮かび上がり
わたしは踊ることができる
地上でのあたりまえの奇跡
生きたまま夢のように世界は始まる
想いを形にする地上にて

京都タロットの展開図(スプレッド)は、「平安京」にあたり、平安京を、将棋盤 に置き換えると、「たろう」&「いちひめ」が 駒。「クラマ」が 王将。
物語になる前の何者でもない状態で何者かになろうとする一つの意志、形にしていく。

【京タロラジオでのポイント】
 
・零 たろうとツインの存在(陰陽)
いちひめは、水の女神。 
・水の化身 ≒ 市杵島姫(イチキシマヒメ)、弁財天、サラスヴァティ女神…など。 
・変幻自在性、変容性。← 神秘性(女性性)の権化として。 
・日本神話の(誓約)うけい:古代の占い。 
・スサノオさんのつるぎから生まれた宗像三女神。 
・音楽(旋律・韻律)の女神=水の流れる音そのものの神格化。水流の力強さと清らかさの象徴。